寄り添うツイッターというフレーズに心惹かれ、キングジム公式ツイッター担当者さんの著書、寄り添うツイッターを購入してみました。
とっても良い本なので紹介します!
ちなみに私、子供の頃から読書感想文がめちゃくちゃ苦手で、文章がド下手なの。
まとまってないと思うから伝えたいことを今から言うね!
この本が好きだー
そんな感情でこの本を紹介します。
寄り添うツイッターとはどんな本?
キングジムと聞いてあなたは何を思い浮かべますか?
私がまず思い浮かべるのはこの青色のおっきなファイルです。
私の前職で大変お世話になりました!!
この中に重要な書類がみっちみちにぎっしりと詰まってました。
重要書類紛失事件勃発のときは同僚と深夜までこの青色ファイルに挟まれた紙束をめくり続けました。
分厚かったー。重かったー。怖かったー。
このファイルを見るだけで前の職場を思い出して震えが起こるわ、、笑
そんなマイナスの記憶が…。笑
あ、キングジムは何も悪くないんですよ、私が悪いんです(:D)| ̄|_
こんなお堅い文房具メーカーのイメージをもつ会社キングジムですが、Twitterはなぜかちょっぴりゆるくて可愛い❤︎
フォロワー数は驚きの40万人超え!
歴史ある古風な文房具メーカー、キングジムが華麗に現代のインターネットの波にのっています。
のりこなしています。
この本にはそんな不思議なキングジム公式ツイッターの魅力が詰まっています。
Twitterノウハウ本というよりはキングジム公式ツイッターの歩みを知る本でした。
でもね、それだけで十分でしたわ。
そしてこの本を読み進めるうちにこのキングジムツイッター担当者さんの方のことを凄く好きになっていきます。
あなたもだんだんすきになる〜
私が思うキングジムが寄り添うツイッターになった3つの理由
進化し続ける姿勢
受け手の生活スタイルを考え、ツイートする時間帯を絞る。
この時間にはどんな年齢層がいるのか、そのツイートをすると、どんな反応が起こるのかなど受け手のことを考えて色々な分析をしているように感じます。
キングジムTwitter担当者さんは発言の仕方も色々と試行錯誤しています。
人によって価値観の違う話題について発言をしないことを気をつけていたと書いてあります。
政治について発言をしない、特定の球団を応援しないとか、そういった話は私も営業の心得で聞きました。
しかし、それだけではありません。
キングジムTwitter担当者さんがふと週末が楽しみと呟いたところ、
週末がない人もいます。
と返しが来たそうです。
キングジムTwitter担当者さんが呟いた一見何も問題はなさそうなつぶやきですが、そこにも配慮が必要なのですね。
その後、連休に関してはそんな方への気遣いも込めてツイートする様にしたそうです。
この本を読む前にキングジムの公式Twitterを覗きましたが、そんな些細な気遣いを感じさせない緩さに包まれていました。
そんな緩さを纏いながら、対 大勢にどんな呟きをすれば良いのか、キングジムTwitter担当者さんは常に相手のことを考えていたのだなあと感動。
些細なことでも改善し、マイナスが少しでもプラスに転換するように試し続ける。
長年有り続けるキングジムという会社、その会社の基本的な姿勢が見えるような気がしました。
周りを巻き込む力
キングジムTwitter担当者さんは、一般の方との直接なやりとりの他に他企業(井村屋、シャープ、タカラトミーなど)の企業アカウントとも交流しています。
その様子もこの本に書かれています。
少しおふざけ発言をした井村屋公式Twitterを、キングジム公式Twitterが体育館裏に呼び出したツイートエピソードには笑いました。
その後、実際にキングジムにあずきバーが大量に送られてくるという衝撃の結末。
企業アカウントが直接自分にリプをくれたらそれはそれでとても嬉しいことです。
しかし、自分の身近にある企業同士が仲良くしていたら野次馬してしまう!ついつい見ちゃう!
そんな他者同士のやりとりを見つけて笑うのもツイッターの一種楽しみ方だと思います。
その楽しみ方を上手に利用しています。
このエピソードを読んで井村屋のことも好きになりました。
その他の企業アカウントのエピソードも微笑ましいので是非、この本で読んでほしいです。
最大要素は人柄
最大の要素は人柄ですよね。
読み進めるたびにキングジムのことを大好きになっている自分がいました。
それはこの担当者さんが自分の会社への愛情を持ち、商品の魅力を伝えたいという企業の立場でありながら、フォロワーを大切にして、みんなにとって温かいご近所さんのような存在でいたいと発信し続けているその姿勢と人柄にあるような気がします。
小さな心配りから、距離感の線引きまでとても上手にしていらっしゃるなあと思います。
時に身体を張って笑いをとりにいくところ、間違った発言をしてもその発言は消さずにすぐに訂正し、謝罪するところもまた、愛される要素なのだと思います。
この本を読んで感じたことまとめ
なんかねー!とても感動しました。
ほんっっとうに感動した!!(私の中の小泉さん出てきた)
キングジムのTwitterで広がる暖かい人との輪を感じ、心がほっこりとしました。
最後の方はなぜか目頭が熱くなりました。
私もTwitterをしています。
始めた当初、私のTwitterでの目的は資産運用をするための情報集めでした。
しかし、Twitterを開始して8ヶ月経った今、沢山の方との交流が生まれ、既にその目的意識は薄まりつつあります。
最近では、私は平凡な人間だけど、私のツイートを読んでくれた人が少しでもほっこりとした気持ち、楽しい気持ち、前向きな気持ちになってくれたらいいなあ〜という感情が芽生えつつあります。ブログも同じです。
ゆんぴかのここ空いてますよ( •̀ω•́ )じゃないけど、そんな感じ!
まだまだ与えてもらうことの方がとっても多いですが!笑
この本を読んで、こんな風に顔も知らない誰かにも少しだけ近くに寄り添えるTwitterアカウントになれたらいいな〜と思いました。
Twitterの世界だけではなく、現実世界のコミュニケーションについても同じように考えさせられる1冊でした。
2021年、最初に読んだ本がこの本でよかった。